育苗・コンテナ苗・農地管理業 / 豆原山林樹苗農園・岡山県真庭市

檜(ひのき)の生産について - 少花粉品種

山へ植林されている檜の苗はどのように作られるのでしょうか?全く想像が出来ないかもしれませんが、それは普通に畑に種を撒くことから始まります。代々続く我が家の生産過程を簡単にまとめてみました。苗の生産は畑の土つくりに始まり約10ヶ月後掘り取りを行うまでの記録です。苗は、床替え(畑から1度掘り取りまた植える)が1度の場合には2年生、2回の場合には3年生と呼ばれています。

檜の種まき作業

4月上旬、畑に種まきから檜の苗作りはスタートします。檜の苗は、種まきを行い約15cm程度の苗にします。種まきを行い発芽まで約1ヶ月かかり発芽後はわらの養生を取り黒いナイロン製の日覆を取り付けて芽を直射日光より守ります。まだまだ小さい芽は草に負けて枯れてしまう恐れがあるので、1本残らずピンセットなどで草抜きを行います。12月に入り10cm~15cmに成長した苗を選別して床替えまでの約2ヶ月の間の仮植します。

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檜の種
檜の種のイメージ
檜の種です。
種まき作業
種まき作業の様子
指の間から落とすように撒きます。
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日覆
日覆の様子
約1ヶ月で発芽します。直射日光から苗を守るため、芽が出た後、日覆をかけます。
草抜き
草抜きの様子
草に負けないようにピンセットなどで草抜きをします。
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原苗の生長
原苗の生長の様子
9月~10月にかけて苗は一番成長します。10月頃の原苗です。
選別
選別の様子
根の形状・全体の大きさに応じて選別します。
仮植
仮植の様子
床替え前の仮植。ここからまた1年間かけて育てます。

檜の2年生

床替え作業とは、簡単に言えば移植のことです。苗木生産では床替えと独特な表現をします。2年生や3年生のことを2床(ふたとこ)や3床(みとこ)のような呼び方もします。移植作業が一番のメインの作業となります。昔は人間の手で1本1本植えていましたが、生産性や苗の根が深く入らないため根が曲がってしまい良い品質の苗とはいえない様な形状の苗が出来るため、2年目より田植え機のような 軽量型自走式床替機(こまわりくん)を導入しました。

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植付前の苗
植付前の苗の様子
植え付け前の苗です。
手作業の頃
手作業で苗を植えている様子
こまわりくんによる作業の前は、手作業で植えていました。
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植え付け機
植え付け機のイメージ
24年冬に導入した檜・杉などの苗木の専用植え付け機「こまわりくん」。1人または2人乗車して苗フォルダーへ苗を置き田植え機のように植えます。
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植え付けた苗
植え付けた苗の様子
植え付けた苗の様子です。
苗の成長
成長した苗の様子
成長した苗の様子です。

4月~11月の間 追肥・除草予防作業を行います

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手掘り
手掘りの様子
手掘りの様子です。
苗の掘り取り
苗の掘り取りの様子
トラクターにつけた専用の苗掘り取り機。トラクターの動力を使いながら根切りを行います。
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出荷前の苗
出荷前の苗のイメージ
出荷前の苗です。
苗の選別作業
苗の選別作業の様子
2年生は幹が直径5mm以上で長さが35cm以上という規定があります。
仮植
仮植の様子
選別後、出荷までにまた仮植します。出荷までの在庫になります。
荷造り
荷造りの様子
発注があり、出荷準備の荷造りの様子です。
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出荷
梱包の様子
出荷用に梱包、引き取りを待っています。